MECEとは、抜け漏れなく・ダブリなくという考え方で、複雑な問題をより明確に捉えることができ、全体像を把握しやすくなる
MECEとは?
MECEとは、Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略で、一言でいうと「抜け漏れなく・ダブりなく」ということ。
問題解決や情報整理の手法で、抜け漏れなく、重なりもなく、網羅的に整理すること。
事例を示すと、、、
例えば、学生をグループ分けする場合で考えてみる。
MECEの原則に従って整理すると、次のような分け方がある。
- 学年で分ける:1年生、2年生、3年生のグループに分けることで、抜け漏れなく・ダブりなくMECEにグループ分けすることができる。
- 身長で分ける:身長が高いグループと低いグループに分けたりすることも、抜け漏れなく・ダブりなく分けることができる。
- 他にも、居住エリアで分ける…など、MECEの考え方を使うと、生徒のグループ分けが明確になり、互いに抜け漏れがなく・ダブりもないようになり、網羅的に分類することができる。
一方、MECEでない事例を考えてみると、、、
例えば、趣味別で分けてみると、、、複数の趣味を思っている可能性もあるので、ダブりが生じてしまう。
また、所属しているクラブ活動別に、運動系クラブ・文化系クラブと分類した場合、、、どりらにも分類されないクラブもあるかもしれないし、そもそもクラブに所属していない学生もいると思うので、抜け漏れが生じてしまう。
このような分類をしてしまうと、、、相手に違和感を与えてしまい、論理的にツッコミどころ満載な分類になってしまい、客観的にも非常にわかりにくくなってしまう。
だから、このようにMECEという考え方を持っていると、論理的にも客観的にも分かりやすく、複雑な問題をより明確に捉えることができ、全体像を把握しやすくなる。
では、問題点を整理できたとして、どのようにして課題を見いだしていくのか???(続く)