競合分析/自社分析
3C分析も、説明を理解できたとしても、実際やってみるとどうしていいか解らないようだ。
そこで、もっと噛み砕いて説明していくとともに、具体的に一緒に進めていくことにした。
これまでに、優先すべき攻略市場、そして その攻略市場における顧客ニーズを明らかにしてきた。
次のステップでは、競合分析、そして自社分析をしていく。
競合分析および自社分析では、少なくとも次の問いに答える必要があると説明させていただいた。
- 競合他社の強み/弱みは何か?
- 自社の強み/弱みは何か?
しかし、実際やってみると、、、
競合他社の強み/弱み、自社の強み/弱みと思われるものを羅列しているだけだ。
結局、何を言いたいのかさっぱりわからない。
強み/弱みを評価する軸を明確にする必要性がある。
強み/弱みの評価軸は?
そこで、軸を明確にする。
軸は、これまで検討してきた「攻略すべき市場」および「顧客ニーズ」だ。
まずは、攻略すべき市場における競合分析・自社分析を進めていく。
「攻略すべき市場における競合他社の強み/弱みは何ですか?」
「攻略市場における自社の強み/弱みは何ですか?」
軸を明確にすることで、羅列ではなく、ポイントを絞って、本当に知りたいことが明らかにされていった。
強み/弱みの本質は?
評価軸を明確にして検討していくことで、単なる羅列ではなく、優先度の高いと考えられる強み/弱みを明らかにすることができた。
しかし、、、
表現されている内容が、表面的だ。
どういうことかというと、、、
例えば、「攻略市場においてシェア1位」ということが自社の強みとのことだが、、、
具体的に何が強みとなるのか不明確でわからない。
つまり、、、
「攻略市場においてシェア1位」という表面的な現状ではなく、その本質的な強みは何なのか?
本質的な要因まで落とし込む必要がある。
そこで、、、
さらに問いかける。
「攻略市場において、シェア1位になっている要因/理由は何ですか?」
このように、さらにその要因/理由まで掘り下げていくことで、
本質的な攻略市場における競合の強み/弱み、および自社の強み/弱みが明確にすることができた。
同様に、、、
「顧客ニーズ」における競合の強み/弱み、および自社の強み/弱みについても、検討していく。
競合/自社を相対的に評価
競合分析も自社分析も、同じ評価軸で評価してきたが、、、
このように同じ評価軸で検討することで、競合および自社の強み/弱みを相対的に評価することができる。
自社の強みが競合と比較して、本当に強みとなるのか?相対的に比較することで、本当の意味で強み/弱みを評価することができると思う。
評価軸 | 競合 | 自社 | |
攻略市場 | (強み) ✔︎ ・・・ (弱み) ✔︎ ・・・ | ✔︎ ・・・ (弱み) ✔︎ ・・・ | (強み)|
顧客ニーズ | ✔︎ ・・・ (弱み) ✔︎ ・・・ | (強み)✔︎ ・・・ (弱み) ✔︎ ・・・ | (強み)
Key Points
- 競合分析/自社分析する際は、評価軸を明確にして検討すると効率的かつ効果的
- 競合および自社の強み/弱みは、表面的な現状ではなく、本質的な要因まで落とし込む
- 競合分析/自社分析は、競合および自社の強み/弱みを相対的に評価する